前回の記事( 出版したい!① ーひとり出版社の作り方・実況版)では「ひとり出版社」を立ち上げようと思った経緯を語りましたが、しかし出版するといっても、何から始めたら良いものか。
私はまず、このプロジェクトに巻き込もうとしている人々と相談することにしました。
なにしろ、出版したいと思っているのは「JOC(ジョック)働く若者のグループ」( 出版したい!① 参照)の中で作られた文書なので、グループの許可を取る必要があります。
それと同時に、 出版する本が JOCの広報や運動のガイダンスとして役立つ可能性にとどまらず、私が立ち上げる事業が、JOCが対象としている若者たちにさまざまな形で「きっかけ」を提供するものにしたいと考えました。
そこで、JOCと「特別協力団体」という関係を結ぶことについても、グループの同意を得たいと思いました。
まずは身近な一緒に働いている東京のリーダー会に相談し、全国のリーダーや責任を取っている人たちが集まる場で、同意を取る場を設けさせてもらいました。
その時のために用意した資料が次のものになります。
これを全国の責任者の前で話すことから、事業の第一歩は始まりました。
企画書としてはかなりおおざっぱなものになりますが、信頼できる限られた人たちの同意を得るための資料なので、その辺はご容赦ください。
ひとまず今回は、何か仕事やプロジェクトを始める時は、誰かと相談しながらやることが大事、という話です。
私は一人旅も一人飯も一人カラオケも行く、生粋の一人好きですが、自分が本当にやりたい仕事に関しては、「一人ではやらない」ことが大事だと思っています。
「仕事」というのは、単に生活費を稼ぐ仕事という意味ではなく、世の中に対するなんらかのアクションになるような一つのプロジェクトのことです。
「ひとり出版社」だけれど、ほんとうに一人ではない。
一緒にやりたい人たちを選ぶ。丁寧に最初の段階から相談して一緒にやっていく。そういう段階を経て、本来「仕事」というものは作られていくものなのかも…ということを、今身をもって体験しています。
素材出典:pngtree