プログレスプライドフラッグがテーブルから下がっており、その上にさまざまな肌の色の人々の首から下の姿が見える

【日記】林原めぐみ、排外主義、bad-mouth

林原めぐみさんの発言が残念でならない。1

初めて見た児童向けでないアニメがスレイヤーズだったし、リナ・インバースが大好きだったし、お小遣いも少ない頃にお金貯めてスレイヤーズのキャラソンアルバム買ったし、ラジオのTokyo Boogie Nightも聴いてたし、今でも不意に夜明けのShooting Star熱唱したくなるし、Until Strawberry Sherbetを一人二役で歌えるようになるまで練習した。

実は小説にも「林原」ってキャラクターを登場させてるんですよ。お茶目でカワイイ感じがパッと伝わるような苗字にしたい、と考えた時に、これだ!と思って。

林原さんの発信した内容もショックだったけれど、それを擁護する発言がネットに溢れて、ファンだけでなく他の声優までも「外国人を日本人より優遇するな」というのが「まとも」で「当たり前」の「素朴」な感覚かのように言っているのが気になった。

いや、私、真面目に問いたいんですが。

世界中どこでも、国籍や人種で扱いに差をつけられることなんて、あるべきじゃないでしょう。

いろいろな人生があって、自分の国籍がある国で生まれ育つ人もいればそうでない人もいるし、他国に移住して暮らすこともあるし、それが自らの選択の場合もあれば、選べなくてそうなっている場合もある。

国籍と一致した国で生まれ育って一度も他の国に移住せず生きる人と、そうでない人で、どちらがえらいわけでもない。どちらの人権の方が優先されるなんてことが、あっていいわけもない。

現実には、まだまだ移民や外国籍者が被る不利益は世界中で解消されていないし、すべての差別をなくすことは簡単ではないけれど、だからといって差別を肯定していいことにはならない。

私の主張は理想主義すぎてきれいごとだと言われるかもしれない。

え、でもそれだったら私の方が「素朴」じゃん…

単に自分と自分の所属するグループが優遇されたいっていう私利私欲のくせに、なんだよ純粋で素朴なフリしやがって…(口が悪い)

というか、ナチュラルに自分の所属するマジョリティ集団が優位で、その枠に当てはまらないマイノリティを劣位に見ているんだろうな。

人権に優劣なんてないし、それこそが差別意識ってやつなんだけど。

差別はたいてい悪意のない人がする – 株式会社 大月書店 憲法と同い年

あらゆる差別はマジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた 排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。 キム ジヘ 著

「素朴な感覚」だと言えば説明せずに済んで楽かもしれないけれど、もっとはるかに純粋で素朴な理想を持つ私でも、日本経済の危機的状況が決して外国人が原因などではなく、むしろ日本経済の傾きを支えるため、安く買い叩ける外国人労働者や海外から日本に資本を落としてくれる観光客を増やそうとする政策が進められてきたと、説明できますよ。

経済成長し続けることを目指した日本政府が、大企業を優遇して見せかけの経済成長を作り出し続けてきたことで、代わりに税金を搾り取られた一般市民がどんどん貧しくなって、結果、消費が細って日本経済そのものが行き詰まってるってことくらいだったら、説明できますよ。

そして…ふと思う。ミンキー・モモは移民なんじゃないかと。

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  1. 林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう理由 ↩︎
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