公益財団法人 日本財団が2019年9月~10月に行った「18歳意識調査」で、インド・インドネシア・韓国・ベトナム・中国・イギリス・アメリカ・ドイツ・日本の17~19歳各1,000人に国や社会に対する意識を聞いたところ、日本の若者の深刻なメンタリティが際立つ結果となりました。

・自分を大人だと思う
・自分は責任がある社会の一員だと思う
・将来の夢を持っている
・自分で国や社会を変えられると思う
・自分の国に解決したい社会課題がある
・社会課題について家族や友人など周りの人と積極的に議論している
これらのすべての質問において、群を抜いて低い数字で最下位となった日本。
「自分で国や社会を変えられると思う」という最もハードルの高そうな質問に関しては、他にも半数を割る国がいくつか出ましたが、日本はさらにぐっと下がって18.3%。
しかしそれは、当然のことのように思えます。
日本社会では、「自分が世界を変えられるなんて思うな」「自分が特別な人間だなんて考えるな」という価値観の方が正しいとされる場面が多いのですから。
私も忌野清志郎が教えてくれるまで、個人が「世界を変えよう」と言っていいことを知らないまま10代を過ごしていました。
ちなみに、「自分の国に解決したい社会課題がある」と答えた46.4%の日本の若者に、解決したいと思っている社会課題が何かを聞いたところ、次のような結果だったそうです。

社会意識を持っている若者たち自身は、しっかりした方向を見ているように思えます。問題は、それを邪魔する若くない人々の方かもしれません。
※調査は全5問です。9カ国それぞれの詳細結果を含め、以下リンク先のページでご覧いただけます。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey/
出典:PRTimes